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2016年08月30日

認知症の予防(2)糖質

認知症、特にアルツハイマー病の患者さんは、甘いものを好む人が多いと言われます。単に好みの問題といえばそれまでかもしれませんが、実はアルツハイマー病の患者さんが甘いものを食べたくなる隠された理由がありました。

実は、アルツハイマー病では、病気の早期から脳がブドウ糖を利用できなくなっているのです。ブドウ糖は、砂糖や果糖の構成成分で、細胞のエネルギー源となる物質です。ブドウ糖が利用できないということは、車でいうとガソリンが切れた状態、つまり脳のガス欠です。ガス欠の状態が続けば、車の場合は動かないだけですが、脳は飢えて死んでしまいます。そこで、ブドウ糖の不足を補うために、アルツハイマー病の患者さんは無意識のうちに甘いものを選んで食べているのではないかと考えられています。では、甘いものを食べ続ければ病気の症状は改善されるのでしょうか?答えは、否です。甘いものを食べれば一時的には脳のガス欠は解消されるかもしれません。が、長期的にはかえって認知症の進行を促進することになってしまうことになります。それにはいくつかのわけがあります。

まず、甘いものに含まれているブドウ糖そのものが悪さをします。血液中にブドウ糖がたくさん存在している、すなわち高血糖状態が慢性的に続くと、ブドウ糖が「終末糖化産物」という物質に変化します。終末糖化産物の英語の頭文字をとってAGEs(エイジス)とも呼ばれるこの物質は、細胞にダメージを与える他、脳の老廃物でアルツハイマー病の原因物質と考えられている「アミロイドベータ蛋白」や「タウ蛋白」を増やしてしまいます。

また、ブドウ糖の血中濃度が高くなる(=血糖値が高くなる)と、「インスリン」というホルモンが分泌されます。インスリンは血糖を下げる働きがありますが、下げすぎてはいけませんので、「インスリン分解酵素」という物質によって分解されます。実はこのインスリン分解酵素、もう一つ別の働きがあります。それが前述のアミロイドベータ蛋白を分解する作用があるので、血糖が高い状態が頻繁に起き、インスリンがしょっちゅう分泌されていると、インスリン分解酵素はインスリンを分解するために消費され、アミロイドベータ蛋白を分解することができなくなってしまうのです。

このように、糖を多く含む甘いものや炭水化物の取りすぎはアルツハイマー病をはじめとする認知症の発症の確率をあげる要因となります。糖はカロリーとなる栄養素ですが、脂質や蛋白質もカロリーとなるため、仮に糖を全く取らなくてもエネルギー源は確保できます。

ちなみに、ごはん1杯食べる代わりに大さじ2杯の油をとればちょうど同じくらいのカロリーとなります。蛋白質でいえば、卵3個や豆腐1丁(400グラム)くらいが同じくらいのカロリーです。このような計算をするのにオススメの本が、江部康二先生監修の「食品別糖質量ハンドブック(洋泉社)」。持ち運びやすく、普段使う食材のほとんどが網羅されています。

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