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2016年11月18日

睡眠と認知症

日本人の睡眠時間は年々減ってきています。NHKの国民生活時間調査(2010年)では、平日の睡眠時間は7時間14分(朝日新聞 GLOBE)。時事ドットコムニュースでは、“1日の平均睡眠時間が6時間未満の人の割合が、2003年の調査開始以降最多の約4割に達したことが14日、厚生労働省が公表した15年国民健康・栄養調査で分かった。”と発表しています。

自分のことを振り返ってみても、7時間寝てる日はよく考えたら少なくなっています。

ショートスリーパーになることを進めている本などもありますが、認知症予防という観点からすると、断眠によってアミロイドベータたんぱく(脳のシミの材料)が増加する(Science 326: 1005–1007, 2009)という報告や、アミロイドベータたんぱくは寝ている間に排出される(Science 342: 373–377, 2013)という報告があることから、やはり短時間睡眠はおすすめできません。

また、睡眠時間だけではなく、その質も重要です。年をとると眠りが浅くなってくるのは加齢によって睡眠を促すメラトニンというホルモンが減少するためですが、メラトニンは単に眠りを促すだけではなく、抗酸化作用を持ち、アンチエイジング効果も期待されている物質です。睡眠を促すホルモンであるメラトニンを軽度から中程度のアルツハイマー病と診断された高齢者にとってもらったところ、メラトニンを摂取した群は、プラセボ群と比較して睡眠の質だけでなく、認知機能、日常生活能力も良好という結果になりました(Clin Interv Aging 9: 947–961, 2014.)。

実は、アミロイドベータたんぱくの蓄積量が増えると睡眠の質、記憶力が悪くなるという報告(Nat Neurosci 18: 1051–1057, 2015)もあります。

物忘れが気になる人は、まず十分な睡眠時間を確保すること。やはり7〜8時間が適正ではないでしょうか。うまく睡眠を取れない人は、メラトニンを試してみてもよいかもしれません。当院では現在メラトニンを扱っていませんが、受診時などに相談していただければおすすめのものをご紹介できます。

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