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2017年08月29日

後頭葉の機能低下を疑う症状

頭頂後頭溝により頭頂葉と区分され、視覚の中枢および視覚の認識に関する中枢がある。

片側の障害では同名半盲(両眼の同じ側が見えなくなること)が、両側の障害では盲となり、視覚連合野の損傷では視覚対象の意味理解が困難となる。

後頭葉の内側面の障害では、視覚失認、相貌失認、地誌的障害、純粋失読を、外側面の障害では変形視を来すことがある。

 

■Anton症候群

見えていないにもかかわらず、あたかも見えているようにふるまうことが特徴である。

 

■失認症

その感覚系に末梢神経レベルでは異常がないにもかかわらず、ある特定の感覚系で知覚した対象を認知できないが、そのほかの感覚系を介すると認識できる病態。簡単に言えば、存在を知覚しているのに、認識できないという状態である。

 

①視覚失認

視力、視野が保たれているのに、物品、物品の絵が目の前に提示されても呼称ができない。しかし、触覚、聴覚などの手がかりがあれば、その物の名前をいうことができる。

具体的には、目の前にあるりんごを「りんご」とは「答えられない」が、りんごを持つと「りんご」と答えられるなど。

②相貌失認

よく知っているはずの顔が誰の顔であるかを認識できないが、その人の声を聞けば誰であるかがわかる病態。病巣は両側性または右側頭後頭葉の内側面が考えられている。両側後頭葉または、右後頭葉~側頭葉の病変で生じる。

③同時失認

対称部分は正しく認識できるが、それぞれのつながりを全体像として認識できない病態。

具体的には、演奏会の写真を見て、笛や太鼓などそれぞれは認識できるが、全体として演奏会のシーンであることが認識しにくいなど。両側の側頭葉~後頭葉の病変で生じる。

④色彩失認

色が認識できず、色の名称が答えられない、色の分類ができないなどの病態。左後頭葉病変で生じる。

■地誌的障害

地理や場所に関する障害で、熟知している場所で迷ってしまう。また自宅の見取り図や近所の地図が描けないなどの症状をきたす。右頭頂葉~側頭葉~後頭葉内側部などの病変で生じる。

■純粋失読

音読と読解以外の障害はなく、自発発話、自発書字、復唱、書き取りは保たれている。しかし文字は書けるが、自分が書いた文字が読めない。しかし指で文字をなぞると読める。左後頭葉内側面から脳梁膨大部の病変で生じる。

■変形視

見ている対象物が歪んで見えたり、大きくまたは小さく見えたりする症状。歪んで見える対象として多いものは、顔面、特に目や手のような身体部分であり、実際より対象者が老けて見えることや、顔半分が溶けて見えたり、小さく見えるなどと多様である。脳梁後方の小病巣、頭頂葉、側頭葉や後頭葉付近での病変で生じる。

■Balint症候群

精神性注視麻痺、視覚性注意障害、視覚性運動失調の3つの兆候からなる。両側の頭頂後頭葉の病変で生じる。

■視覚性異所感覚・視覚保続

一側同名視野に生じた視覚刺激が、反対側の同名視野に転移、出現する。またこのときに、実像が取り除かれたあとでも、転移した像が持続的に出現する。視野障害に合併することが多い。発症機序は不明な点が多いが、てんかん発作に伴って一過性に生じていることが多い。右側頭後頭葉付近の病変で生じる。

 

参考文献:脳解剖から学べる高次脳機能障害リハビリテーション入門 改訂第2版 診断と治療社

 

当院では「40代から始める認知症予防プログラム」を実施しています。物忘れなどの症状や、将来の認知症予防にご興味のある方はお気軽にお問い合わせください。

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