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2017年10月10日

低血糖症3つのタイプ

今回は低血糖症の三つのタイプについてお話します。

 

  • 反応性低血糖症

食後に急激に血糖値が上がり、ピークに達すると急激に下がるのがこのタイプの特徴です。3~4時間後には空腹時の数値の50%にまで低下してしまうこともあります。

血糖値が急低下すれば、上げるためにたくさんのホルモンが放出されます。どのホルモンが作用するかで違いますが、心身に様々な影響をもたらします。興奮系のアドレナリン、ノルアドレナリンが大量放出されると、動悸や手足のしびれ、筋肉のこわばり、頭痛、精神面ではイライラや不安感、恐怖心などがあらわれることになります。

また、血糖値が下がりすぎることによって、エネルギー源として脳に供給されるブドウ糖が不足してしまうため、集中力が落ちたり、強い眠気に襲われたりといったことも起きてきます。

さらに、このタイプで問題になるのはインスリンの分泌の遅れ、しかも大量に出るということです。インスリンには脂肪を合成するが働きがあるため、分泌されるインスリンの量が増えればそれだけ太りやすくなります。

食事の量は増えていないのに太ってきたなという人は、このタイプの低血糖症を疑ってみる必要があります。

 

  • 無反応性低血糖症

食事をとった後も血糖値が上がらないのが特徴です。10~30代前半の人に多く見られますが、血糖値が上がらないため、脳や筋肉などエネルギーを必要とする体の部分に十分なブドウ糖を供給することができません。

インスリンは頻繁に出たりでなかったりを繰り返しています。疲労感が強く、常に体のだるさを感じています。朝になってもなかなかベッドから起き上がることができず、仕事や学校に行くのも億劫になる、といったことにもなります。

たくさんのエネルギーを必要とする脳がエネルギー不足になっているので思考力は低下します。やる気が感じられず、動きも緩慢なため、一見すると「なまけ病」と受けとられがちですが、じつは無反応性低血糖症が隠れているケースが多いのです。

 

  • 乱高下型低血糖症

血糖値が上がったり下がったりを繰り返します。脳へのエネルギー供給が極めて不安定ですから心にもそのままの変化があらわれます。

朗らかにしていたのに、突然表情が険しくなったり、めそめそしていると思ったら笑い出したり、ということになるのです。血糖値と同じように感情が乱高下するのがこのタイプの特徴です。

また、血糖値が急激に下がるのに備えて、常に交感神経が緊張状態を強いられ、そのために交感神経をつかさどるホルモンがたくさん分泌されます。脳内の神経伝達物質では、ノルアドレナリンの数値が高くなっていることが多いといえます。

 

なお、これらの低血糖症のタイプは一般に認知されている正式名称ではありません。血糖値の変化の傾向によって、任意に分類したものです。

 

ここまでお話してきたように、低血糖症の人に現れる症状は、うつ症状と極めて似通っています。そのため、栄養のトラブルである低血糖症が、うつと診断されてしまうケースが非常に多いのです。

 

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ブレインケアクリニック

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