低血糖症3つのタイプ | ブレインケアクリニック

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2017年10月10日  2021年09月2日

低血糖症3つのタイプ

今回は低血糖症の三つのタイプについてお話します。 【2021/09/02 改訂】

※当院では、無料で栄養相談を受け付けております、お気軽にお問い合わせください。(当院の患者さま以外は自費を頂いております)

 

食後に急激に血糖値が上がり、ピークに達すると急激に下がるのがこのタイプの特徴です。3~4時間後には空腹時の数値の50%にまで低下してしまうこともあります。

血糖値が急低下し、重度の低血糖を起こすと命を落とすこともあります。したがって、生体は生命を維持するため、血糖値を上げる作用を持つ複数のホルモンを放出します。これらのホルモンは心身に様々な影響をもたらします。特に興奮系のアドレナリン、ノルアドレナリンが大量放出されると、動悸や手足のしびれ、筋肉のこわばり、頭痛、精神面ではイライラや不安感、恐怖心などがあらわれることがあります。

また、血糖値が下がりすぎることによって、エネルギー源として脳に供給されるブドウ糖が不足してしまうため、集中力が落ちたり、強い眠気に襲われたりといったことも起きてきます。

さらに、このタイプで問題になるのはインスリンの分泌が遅れ、しかも大量に出るということです。インスリンには脂肪の合成を促す働きがあるため、分泌されるインスリンの量が増えればそれだけ太りやすくなるということにもつながります。

食事の量は増えていないのに太ってきたなという人は、このタイプの低血糖症を疑ってみる必要があります。

  • 無反応性低血糖症

食事をとった後も血糖値が上がらないのが特徴です。10~30代前半の人に多く見られますが、血糖値が上がらないため、脳や筋肉などエネルギーを必要とする体の部分に十分なブドウ糖を供給することができません。

このタイプではインスリンの分泌が不安定です。疲労感が強く、常に体のだるさを感じています。朝になってもなかなかベッドから起き上がることができず、仕事や学校に行くのも億劫になる、といったことにもなります。

大量のエネルギーを必要とする脳がエネルギー不足になっているため、思考力は低下します。やる気が感じられず、動きも緩慢なため、一見すると「なまけ病」と受けとられがちですが、じつは無反応性低血糖症が隠れているケースがあります。

 

  • 乱高下型低血糖症

血糖値が上がったり下がったりを繰り返します。脳へのエネルギー供給が極めて不安定ですから精神状態にも影響があらわれます。

朗らかにしていたのに、突然表情が険しくなったり、めそめそしていると思ったら笑い出したり、ということが起こります。血糖値と同じように感情が不安定になるのがこのタイプの特徴です。

また、血糖値が急激に下がるのに備えて、常に交感神経が緊張状態を強いられ、そのために交感神経を刺激するホルモンの分泌が増えます。脳内の神経伝達物質では、ノルアドレナリンの数値が高くなるでしょう。

なお、これらの低血糖症のタイプは一般に認知されている正式名称ではありません。糖負荷検査などによって明らかにされた血糖値やインスリンの変化の所見によって、任意に分類されたものです。

ここまでお話してきたように、低血糖症の人に現れる症状は、うつ症状と極めて似通っています。そのため、栄養のトラブルである低血糖症もうつ病と診断されてしまうという可能性があります。

 

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