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2017年12月8日

【ReCODE】プログラムによる認知症の分類

米国の新しいMCIと初期認知症治療プログラム、「ReCODEプロトコル」では、認知症を6タイプに分類し、基本的な治療方針が決められます。以下にその分類と検査項目をご紹介します。

タイプ1 – 炎症型

 

タイプ1・炎症型の危険因子とその特徴

  • 全身性の炎症の存在が疑われるタイプ
  • 不適切な食事やその他の感染症や炎症による影響を考える
  • APOe4(アルツハイマー病のリスクをあげる遺伝子のなかで特に重要なもの)の存在、慢性感染症、食生活の乱れなど
  • 一般的には記憶障害がみられる
  • 画像検査で陽性(FDG PET)※FDG PETはグルコースの取り込みを見ることができる画像検査で、特にアルツハイマー病かどうか判定するには有用な検査ですが、残念ながら日本では保険適応ではありません。
  • 広範囲の脳萎縮がなく、海馬萎縮があるMRI(磁気による画像検査)の所見。

 

検査値の特徴

  • 高感度CRP、IL-6、IL-8 TNF-αの増加
  • アルブミン:グロブリン比の低下
  • ホモシステイン(体内で生成される神経障害を起こす物質)の増加
  • ビタミンDの低下
  • 甲状腺機能低下
  • コルチゾール(ストレスホルモンの1種)の増加
  • ApoE4陽性 ※ApoE4炎症誘発作用を有する可能性がある

 

タイプ1.5:糖毒性型

タイプ1.5・糖毒性型の危険因子とその特徴

  • タイプ1:炎症型とタイプ2:萎縮型の両方を特徴とする
  • 慢性的な高血糖による炎症(AGEs)を介したタンパク質や組織へのダメージがある
  • 慢性的にインスリンが高いことから、インスリン抵抗性、メタボリックシンドロームおよびインスリン作用の低下につながる
  • タイプ2の糖尿病とメタボリックシンドロームによってリスクが増加する
  • 一般に記憶障害の存在がある
  • 海馬の萎縮が一般的である

 

検査値の特徴

  • 空腹時血糖値の増加
  • HbA1Cの増加
  • 空腹時インスリンの増加
  • コルチゾールの増加
  • テストステロンの減少
  • 中性脂肪の増加、HDLコレステロールの低値

 

タイプ2 – 萎縮型

タイプ2・萎縮型の危険因子とその特徴

  • エストラジオール(女性ホルモン)やテストステロン(男性ホルモン)、インスリン、ビタミンD3などの減少
  • APOe4遺伝子、ホルモン補充なしの早期子宮摘出術、腹部切除術、ビタミンDの減少、閉経/男性更年期などの危険因子を認める
  • 睡眠時無呼吸を除外する
  • MRIの一般的な皮質に対する海馬萎縮
  • 典型的な側頭 – 頭頂葉の分布におけるFDG-PETの減少。

 

検査値の特徴

  • エストラジオール、テストステロンの減少
  • プレグネノロン/ DHEA-Sの減少
  • インスリンの減少
  • ビタミンDの減少
  • ビタミンB12の減少
  • 甲状腺機能低下症
  • NGF(神経成長因子)の減少

 

タイプ3 – 毒暴露型

タイプ3・毒暴露型の危険因子とその特徴

  • 計算、片付けができない、言葉が出てこない、指示に従えないなどの問題がある
  • うつ病がしばしば併発する
  • 典型的な動作の以上
  • ライム病の罹患またはカビの曝露歴
  • ストレスによる悪化
  • 発症リスクはAPOeによって増加せず、減少する可能性もある
  • 非典型的な前頭葉の症状と画像所見(レビー正体病と関係があるかもしれない)
  • 最近の出来事は思い出せるが、思考の流れが滞りやすい
  • 外傷、毒素への暴露、麻酔などがきっかけとなる

 

検査値の特徴

  • C4a(自己免疫疾患や炎症に関連するタンパク)の増加
  • TGFβ(細胞増殖・分化を制御し、細胞死を促すことが知られているサイトカイン(細胞の働きを調節する分泌性蛋白の一種)、がんなどに関わる)の増加
  • MSH(メラニン細胞刺激ホルモン)の低値
  • MARCONs(複数の抗生物質に耐性があるコアグラーゼ陰性ブドウ球菌)陽性
  • 視覚的コントラストの異常
  • 中性脂肪低値
  • 亜鉛の減少
  • エストロゲン高値/テストステロン低値
  • HPA(視床下部-下垂体-副腎系)機能不全 – コルチゾールの減少または増加
  • 甲状腺ホルモンの減少
  • 毒素(水銀、マイコトキシン、ライム、MARCONs)への曝露

 

タイプ4 – 血管型

タイプ4・血管型の危険因子とその特徴

  • 慢性血管疾患
  • 高ホモシステイン
  • 血管アミロイド症または血液脳関門(BBB)の破綻

 

タイプ5 – 外傷型

タイプ5・外傷型の危険因子とその特徴

  • 脳が傷ついたときに起こる
  • 自動車事故、外傷に反応してアミロイドが産生される
  • 慢性外傷性脳症(脳震盪症候群)
  • タウタンパクによる神経原線維変化を特徴とするアルツハイマー病に関連する

 

おもにタイプ1, 1.5, 2に関しては血液検査などによって、そのほかは既往歴によって分類していくのが良さそうです。実際にはそれぞれの要因が複合的に重なっているケースも多いので、分類困難なことも多いと考えますが、大まかな治療の方向性を決めるのには役立つ考え方だと感じています。

容易に測定できない項目もあり、日本では完全にReCODEプロトコルと同様の検査をすることは困難ですが、ブレインケアクリニックでは、このようなReCODEプロトコルの考え方も参考にした物忘れ・認知症予防プログラムを実施しています。最近、物忘れがきになる・認知症を予防するためにどのようなことに取り組めば良いかなどお悩みの方はお気軽にご相談ください。

認知症予防プログラム(ブレインケアプログラム)はこちらから。

 

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