うつと栄養のお話 その2 | ブレインケアクリニック

丸の内線「新宿御苑前」駅 1番出口より 徒歩1分

新宿区新宿2-1-2 白鳥ビル2階

TEL 03-4405-1899

Web予約

当日予約可能 お問合せ下さい

toggle navigationMENU

2018年03月21日  2018年03月21日

うつと栄養のお話 その2

今回は、前回お話した3つの伝達物質について、それぞれの働きを話していきたいと思います。

 

☆3つの神経伝達物質の働き

興奮系、抑制系、調整系、3つの神経伝達物質の中で、一番種類が多いのが興奮系です。ノルアドレナリン、ドーパミン、アセチルコリン、グルタミン酸などです。

これらが適度に分泌されていると、元気があってやる気にもあふれ、ほど良い緊張感がありながら、気分も良いという好ましい心の状態になります。逆に不足すると、元気がなくなり、気分も暗く落ち込むことになります。

抑制系の神経伝達物質の代表格がGABAで、脳の神経細胞の30%を占めています。興奮した脳を鎮めるのがGABAの働きです。興奮系がアクセルなら、抑制系はブレーキ役を果たしています。

調整系の伝達物質では、セロトニンが代表格です。セロトニンは興奮系の神経伝達物質に分類されますが、行動に対してそれを抑えたり、鎮めたりするなど、抑制的に作用することから、調整系として扱われています。

うつの治療薬は、この3つの神経伝達物質のバランスを整えるような設計がされています。

「心って脳が作っているんだ」と驚かれた方もいるのではないでしょうか。

 

心を健康に保つためには

心を健康に保つためには、脳のなかの神経伝達物質のバランスを適正に保つことが必要です。そのために不可欠なのが栄養です。神経細胞も神経伝達う物質も、栄養を『材料』として作られているからです。必要な栄養が過不足なく供給されなければ、神経細胞も神経伝達物質も、その役割を十分に果たすことができません。

そのことは、以前お話したうつの人に共通する食傾向がある、ということともぴたりと符合しています。「食傾向の誤り→脳の栄養不足→神経伝達物質のバランスの崩れ→うつ症状」という構図です。

 

次回は、脳の栄養不足についてお話します。

 

プッシュ通知を

クリニック概要

医療法人社団TLC医療会 ブレインケアクリニック

  • 心療内科・精神科・内科
  • 〒160-0022 東京都新宿区新宿2-1-2
    白鳥ビル2階
  • 03-4405-1899
  • セキュリティ対策自己宣言
診療時間
10:00 - 13:00
9:30~

9:30~

9:30~

9:00~
15:00 - 19:00
14:00~18:00

14:00~

15:00~18:30

14:00~16:00
アクセス
丸の内線「新宿御苑前」駅 1番出口より 徒歩1分
都営新宿線・東京メトロ副都心線「新宿三丁目」駅より 徒歩8分
JR「新宿」駅 南口より 徒歩10分