前頭葉の機能低下を疑う症状 | ブレインケアクリニック

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2017年08月25日

前頭葉の機能低下を疑う症状

脳は大きく分けて、前頭葉、側頭葉、頭頂葉、後頭葉に分かれています。それぞれの部位によって機能が低下した際の症状が異なります。従って、現れた症状によって脳のどこが障害されたのかがある程度推測できるというわけです。

前頭葉の機能は思考力、判断力、集中力、気分のコントロールなど幅広く、この領域が働いていないと仕事や勉強に大きく影響を及ぼします。

 

 

■意識障害、見当識障害、易疲労性

 

  • 頭がぼんやりして考えることがうまくできない。
  • 時間や場所の感覚があいまいになる。
  • 些細なことでも疲れやすい。

 

■注意障害

 

  • 集中力を持続させながら、1つの物事を長く続けることができない。
  • 身の回りのいろいろな刺激に振り回されずに1つの刺激を選択して行動することができない。
  • 一度に2つ以上の事柄に注意を向けて、行動を行うことができない。
  • 何か行動しているときに、別の指示を受けて対応すると、そのあとに最初の行動にスムーズに戻ることが難しい。

 

■記憶障害

 

  • 新しいことが覚えられない。
  • すぐにばれるうそをついてしまう。
  • 物をよくなくす。
  • どこにしまったかを忘れる。
  • 同じことばかり話す。
  • 同じ間違いを繰り返す。

 

■遂行(実行)機能障害

 

遂行機能とは目標を決め、計画を立て、手順を考え、それを実施し、最後にその結果を確認する事です。

 

  • 要点の定まらない話をしてしまう。
  • 計画が立てられない。
  • 優先順位を決められない。

 

■感情と社会的行動の障害

 

  • 何かをしようとする気力が起きない。
  • 物事に関心を持てない。
  • 抑うつ、イライラなどの気分のムラが激しくなった。
  • 非常識な行動をとってしまう。
  • 欲求を我慢できない。
  • 自分の問題を認識できない。

 

■流暢性の低下

 

流暢性とは、情報(主に言語情報)を適切に、素早く、数多く処理し出力する能力・特性のことです。長期記憶から情報を取り出し、条件に合致しているかどうか、既に出力した単語でないかどうかの吟味をし、さらに発声や書字などの出力ができるかどうかの機能です。

 

  • 特定の条件に合う言葉を思い出せなくなる。例えば「し」や「い」から始まる言葉、「しゃしん」や「いぬ」などの単語を思い出せないなど

 

 

ここにあげたような症状が見られるようであれば、前頭葉の機能に問題がある可能性があります。生活に大きな問題が起きるようになる前に、お気軽にご相談ください。何事も早めの対応が重要です。

 

 

参考文献:脳解剖から学べる高次脳機能障害リハビリテーション入門 改訂第2版 診断と治療社

 

 

当院では米国発のオーダーメイド認知症治療「リコード法」を実施しています。物忘れなどの症状や、将来の認知症予防にご興味のある方はお気軽にお問い合わせください。

 

2021/09/22 改定

 

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