福祉リワーク
就職支援・就職継続支援付きのリワークコーディネート
離職した患者様の再発予防も考慮して、再就職を目指すプログラム(就職準備から就職後の就労継続の支援)をグループ「リエンゲージメント」にて提供しています。
臨床心理士・公認心理師、精神保健福祉士などの専門家が医師と連携をとり、病状の改善から再発予防、再就職へとサポートいたします。
プログラムには発症・離職の原因の振り返り、講義やディスカッションなど様々な取り組みが用意されています。交流を通じて、患者様同士が相談しあったり、励まし合ったりする場もあります。
また、専門の就労支援職が就職準備(履歴書など作成、面接練習)から、就職後の再発予防、継続支援まで行います。
対象者
- うつ、双極性障害、発達障害などの精神疾患、精神障害の方で休職及び離職中の方が対象です。
- 参加者の主な年齢層は20~50代です。
リワーク/就労支援の特徴
- ① 心理プログラムの充実
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自分らしく働くためのコミュニケーション技術を基軸としたプログラム構成となっています。
認知行動療法、アサーションなどの心理プログラムを導入し、物事の捉え方・相手に伝わる話し方を学び、他者と折合い、自分らしく働き続けることの出来る力をつけていきます。
働きやすい職場を選び、就職するためには「自身の得意不得意を知る・自己理解を深める」という事が必要です。こういったことにも心理プログラムは役立ちます。
- ② 心理専門職スタッフによる個別面談
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通所中は医療の経験を持つ心理専門職が常に在中し、見守っています。病状の変化や不安などがあれば、いつでも相談できます。
そのため安心して、就職に向けたトレーニングを行うことが出来ます。また、自身の将来についてのカウンセリングも行っています。 - ③ 通所の利便性
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JR新宿駅、東京メトロ新宿御苑前駅から徒歩圏内という好立地で、慣らし勤務にも活用しやすく、実際の通勤と近い環境で通っていただけます。
また、緑豊かな新宿御苑が近いため、昼休みや行き帰りに散策することもできます。
リワーク/就労支援プログラムの内容
利用者様の回復度合いに合わせ、4段階のコースをご用意しております。
ステップ2からスタートされる方が多いですが、不安な方はステップ1から参加し、徐々に来所日数を増やすこともできます。
- STEP1
- 週1~4日から開始。主に生活リズムの安定を目的に取り組む
- STEP2
- 週5日が原則。安定した通所と離職原因の振返り、心理プログラムに取り組む
- STEP3
- ステップ2での経験をもとに、就職の準備、実習参加などに取り組む
- STEP4
- 実際の就職活動に取り組む
※就職後は、就労を継続するための定期面談などの支援をします。
プログラムの一例
- 自己管理
1週間の生活リズムをシートに記録して内容を振り返ります。「朝起きられない時の対処法」「おすすめのリラックス方法」など、メンバー間でも情報交換しながら、再就職後も安定して働き続けられる生活習慣をつくっていきます。 - 心理教育
食事・睡眠・運動といった健康教育や、ストレスへの対処法についてなどの情報を提供する講義型のプログラムです。各々が優先的に取り組む課題は何か、考えていくための基礎的な知識を増やします。 - 集団認知行動療法・アサーショントレーニング
ストレス場面での自分の考え方や行動パターンを把握し自己理解を深め、対処方法を学びます。
また、お互いを大切にするコミュニケーション技術を高めます。
セルフケアの観点を大切にしており、自分で問題に対処できるようになることを目指します。 - 仮想職場・オフィスワークトレーニング
通所中は施設を仮想職場と想定し、リワークで習得した知識とスキルを参考に「報連相」「コミュニケーション」「タイムマネジメント」を実践します。
実践後はふりかえり作業で自分の課題を見つけ、練習・改善を行っていきます。
1日のスケジュール
一週間のスケジュール例です。週1~4日から開始することもできます。
- タイムスケジュール例
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月曜日 火曜日 水曜日 木曜日 金曜日 10:00~ 朝礼 あいさつ、インフォメーション 10:20~ 午前の
プログラム自己管理 ビジネスマナー 心理教育
(食事・運動・睡眠など)集団
認知行動療法BNT 11:50~ 昼休み 昼食 12:50~ 昼礼/フリー 昼礼・ストレッチ フリープログラム/個別面談 14:00~ 午後の
プログラムロールプレイ
/オフィスワーク
/記事要約就労準備 セルフ
モニタリングアサーション
/ビジネス
コミュニケーション模擬会社 ビジネス
コミュニケーション15:30~ 休憩 休憩 15:40~ 日報・清掃 日報・清掃/個別面談 16:30~
17:00閉所 フリー作業/帰宅も可 -
- 1日の過ごし方の例【20代女性/入社2年目/利用開始から1か月後の場合】
- ■リワーク利用の背景
- 異動に伴う業務過多により体調を崩して離職
- 医師からリワーク利用を勧められ、週5日で利用開始
- 午前のプログラム 『認知行動療法』
認知行動療法のプログラムを受けて、自分の性格や対人関係のクセを再確認し、自分が心地よく生きるための考え方や物事の捉え方に修正します。
自分一人で解決できないときは、スタッフとの個別相談を行います。 - 昼休み
近隣に飲食店がたくさんあるので、当日の気分や他の利用者からのおすすめを聞いて出かけます。
食後は新宿御苑の遊歩道を散歩したり、リラックスして過ごします。 - 午後のプログラム 『オフィスワーク』
パソコンの入力作業を行います。久しぶりのパソコン作業に疲れを感じながら、自分が今どのくらい作業に集中できるのか、正確に作業できるのかを確かめます。 - リワーク終了後
まだ疲れを感じることも多いので、帰宅後は早めに寝て翌日のリワークに備えます。
- 1日の過ごし方の例【40代男性/中間管理職/再就職2か月前の場合】
- ■リワーク利用の背景
- 昇進と家庭の問題が重なり、会社を休みがちになり離職
- 独力での再就職に不安を覚え、ホームページで見つけ参加
- 現在は少しずつ再就職への自信がもてるようになってきた
- 午前のプログラム 『アサーショントレーニング』
職場で起こりやすいコミュニケーションパターンに対し、適切な対応や提案の自己表現を学び、さらに参加者と実践的なやり取りで練習します。 - 昼休み
持参したお弁当を食べ、他の利用者と軽く雑談しつつ、残りの時間は読書をして過ごします。 - 午後のプログラム 『模擬会社』
これまで他の利用者と協力して作ってきた成果物の発表です。パワーポイントを用い、開始間もない利用者やスタッフの前でプレゼンを行い、フィードバックをもらいます。
「人前で緊張しても、淡々と出来ることをやる」がこの日の目標なので、終了後はその達成度を日報に記入します。 - リワーク終了後
近隣のカフェで18時まで、就職書類の準備をして過ごします。
通所は17時に終わるので、就業時間に身体を慣れさせるため自主的に取り組みます。
リワーク/就労支援プログラムのご利用について
ご利用までの流れ
※実際は、状況に合わせて変更になる場合もございます
-
電話にて、現在の状況の確認
当施設の見学・相談を予約 -
見学・相談
自身の目的に合っているか、利用可能かを確認 -
体験通所
1週間(5日間)程度、体験通所 -
お住まいの市区町村にて手続
障害福祉窓口にて、受給者証の取得 -
利用開始
ご不明な点がございましたら、どうぞお気軽にご連絡ください。
費用
障害福祉サービスが適用されます。
ご自身の世帯年収によって異なります。お住まいの市区町村にお問い合わせください。
年収 | 1日あたりの利用料金 |
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概ね300万円未満 | 0円 |
概ね300~万円以上 600万円未満 |
9,300円 (市区町村が負担し0円となる地域もあります) |
概ね600万円以上 | 1割負担(~25,000円程度) (市区町村が負担し0円となる地域もあります) |
クリニック概要
医療法人社団TLC医療会 ブレインケアクリニック
- 心療内科・精神科・内科
- 〒160-0022 東京都新宿区新宿2-1-2
白鳥ビル2階 - 03-4405-1899
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
10:00 - 13:00 | ○ 9:30~ |
○ 9:30~ |
○ | ○ | ○ 9:30~ |
○ 9:00~ |
― |
15:00 - 19:00 | ○ | ○ | ○ | ○ 14:00~ |
△ 15:00~18:30 |
△ 14:00~16:00 |
― |
- アクセス
- 丸の内線「新宿御苑前」駅 1番出口より 徒歩1分
- 都営新宿線・東京メトロ副都心線「新宿三丁目」駅より 徒歩8分
- JR「新宿」駅 南口より 徒歩10分