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2024年05月9日  2024年05月9日

めまい ~自律神経からのアプローチ~

めまいの種類

めまいは主に2つの種類に分類されます。一つは「回転性」のめまいで、文字通り、まるで回転しているかのような感覚を伴います。もう一つは「非回転性」もしくは「浮動性」と呼ばれ、フワフワとした浮遊感やふらつきを感じるタイプです。

 

めまいの原因とそのメカニズム

めまいの原因は多岐にわたります。

まず、回転性めまいは、主に耳の奥にある内耳の障害で起こりやすい症状で、一般的に、良性発作性頭位めまい症、メニエール病、前庭神経炎、内耳炎などが原因で起こります。

内耳には、体のバランスを保つ平衡感覚を司る器官が存在します。これらの器官は微細な動きを感知し、その情報を脳に送ることで私たちが自分の位置を理解し、バランスを保つことを可能にしています。しかし、このシステムが何らかの理由で正常に機能しないと、めまいという症状が出ることがあります。

非回転性(浮動性)のめまいは、特定の薬、低血圧,貧血,低血糖、特定のホルモン変化(例,甲状腺疾患,月経,妊娠に伴うもの)のほか、パニック障害やうつ病などの精神疾患などが原因になって起こることがあります。

当院では、貧血や低血圧、低血糖などが原因と考えられるめまいが多くみられます。

 

めまい対策 自律神経へアプローチ

めまいの原因は多岐にわたるので、まず、耳鼻科や循環器内科、神経内科などを標榜する医療機関を受診し、原因を特定することが必要です。めまいの原因の中には脳卒中のように、命に関わるものも含まれていますので、決して軽くみてはいけません。

もし、医療機関で診察・検査を行い、特に明らかな問題がなかった場合、自律神経からのアプローチが非常に重要です。自律神経は、心拍数、呼吸、消化、血圧などを制御していますが、自律神経がバランスを失うと、これらが適切に調節されず、めまいという症状として感じられることがあります。

では、具体的にどのような行動を通じて自律神経を整え、めまいを予防・対策することができるのでしょうか。

まず、疲れを癒し、ストレスを減らすことが重要です。できるだけ優先順位の低い用事や仕事は後回しにし、積極的に休養を取ることを心がけましょう。深呼吸、瞑想、ヨガなども自律神経のバランスを整えるのに役立ちます。

特に睡眠は自律神経の調整に大きく関連します。睡眠不足は自律神経のバランスを崩す原因となるため、適切な睡眠時間を確保することが必要です。質の良い睡眠を確保するために、枕やマットレス、掛け布団なども自分に合ったものに変えましょう。

次に、食事や嗜好品の見直しも自律神経の乱れを改善することに役立ちます。特に、砂糖やブドウ糖、カフェインやアルコールは自律神経に影響を与えるため、摂取を控えましょう。さらに神経の働きを正常に維持するために、ビタミンB群や鉄、タンパク質などの栄養素を積極的に摂取することも重要です。

降圧剤、抗てんかん薬、抗不安薬、抗うつ薬、抗パーキンソン病薬、睡眠薬、一部の鎮痛剤や感冒薬などはその作用によってめまいが起きることがあります。薬を飲み始めてめまいが増えたようであれば、主治医や薬剤師に相談してみましょう。こういった薬は自己判断で飲む量を増やしたり減らしたりすることはやめましょう。

 

めまいは日常生活を大きく制限する可能性がありますが、発症のメカニズムを理解すれば適切に対策を立てることができます。自分の体のサインを見逃さないようにし、困ったら医療機関に相談してください。

 

医療法人社団TLC医療会 ブレインケアクリニック 心療内科/精神科

名誉院長 今野裕之

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