うつ病・うつ状態の栄養療法 | ブレインケアクリニック

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2021年04月27日

うつ病・うつ状態の栄養療法

うつ病では気持ちの落ち込みや意欲の低下、不安・不眠といった症状が起こります。このような症状は、脳内の神経伝達物質の分泌や働きが悪くなっているからと考えられています。中でも重要なものがセロトニンという神経伝達物質で、別名「幸せホルモン」とも呼ばれているものです。

一般的な治療でうつ病に用いられている抗うつ薬は、神経細胞間のセロトニンの量を保つような作用によって効果を発揮します。確かにこの方法で多くの患者さんの症状は改善します。しかしそれでもなかなか良くならない人や、一旦良くなっても薬を減らすと症状が再発して薬を止めることが難しくなる人がいます。それはなぜでしょうか?

考えてみればわかると思いますが、あくまで抗うつ薬はセロトニンの量が減ることを防いでいるだけです。もともと分泌されるセロトニンの絶対量が少なければその効果も限られたものになってしまうでしょう。より根本的に治療をしたいと考えるのであれば、セロトニンを増やす方法を実践しないといけません。

 

セロトニンの量を増やすためには、まずセロトニンの原料を十分量摂取する必要があります。セロトニンの原料はトリプトファンというアミノ酸です。アミノ酸はタンパク質を多く含む食品、例えば肉・魚・卵・豆類などに多く含まれています。したがって、セロトニンを作るためにはこのような食品を毎食食べなくてはなりません。また、セロトニンの合成を進めるためにビタミンB群や鉄をはじめとした栄養素も十分体内に存在していることが必要です。

 

うつ病の栄養療法を行ううつ 改善プランでは、上記のようなうつ病の治療に必要な栄養素の不足や症状に関連する血糖値の変動や炎症の所見などを調べるために栄養解析と呼ばれる詳細な血液・尿検査を実施し、結果に基づいた食事指導とサプリメントのご提案を行います。

その後は月1回程度の頻度で通院していただき、経過を確認して症状が十分に改善されるまで3〜4ヶ月ごとに栄養解析を繰り返し、食事・サプリメントの内容を最適化していきます。

十分な栄養素が補充されることで、気持ちの落ち込みや疲労感などのうつ症状は少しずつ改善していきます。十分な改善までは少なくとも半年〜1年はかかりますが、栄養療法を行うことによってより自然な形での回復を目指すことができるでしょう。

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