2021年10月26日 2021年10月26日
機能性低血糖症編
- 機能性低血糖症のお食事ポイント その1(糖質量)
糖質とは、血糖値に変わりやすい栄養素のことです。
新宿御苑前メンタルクリニックでの機能性低血糖症のお食事では、まず糖質の量を工夫していただきます。
どのくらいの糖質量を召し上がれるかはその方によってかなりの個人差があり、どのくらい食べられますよ、とは残念ながら一概には言えません。自分がどのくらいの糖質を食べても大丈夫なのかを調べたい方は、クリニックで持続血糖測定器によって測定が可能です。24時間、14日間の血糖値の変動を見ることができます。こうすると、むやみに糖質を減らさなくても、安心して自分がどういう時にどのくらい糖質を食べていいのかわかります。
糖質を多く含む食品は、白米、パン、麺などの主食、いも類、お菓子類、ジュース・アイスなど。はるさめをヘルシーと思ってらっしゃる方もおられますが、実は糖質の多い食品に含まれます。これを、たっぷりおかずを食べた後、お食事の最後に少量いただきます。
糖質は単糖類、二糖類、多糖類・・・という風に分類することもできます。これ以上分解できないいちばん小さな「糖」がひとつだけのものを単糖類、「糖」が2つくっついたものを二糖類、何個もついているものを多糖類と呼びます。ブドウ糖は単糖類で、そもそもこれ以上分解できない形のものなので、たくさん食べると一気に血糖値が上がります。お砂糖は二糖類で、これも血糖値をぎゅーんと上げてしまいます。
自分の食事は糖質が多いかな?そう思われた方は、ぜひお食事を写真で撮って、あとで眺めてみてください。朝が食パンとジャムだけだった、お昼がおそばだけだった、夜もパスタだけだった、、、などなど。自分について、新しい発見があるかもしれません。
②機能性低血糖症編
- 機能性低血糖症のお食事ポイント その2(間食の選び方)
新宿御苑前メンタルクリニックの機能性低血糖症のお食事では、間食の選び方を大切にします。
小腹が空いたらコンビニのスイーツ。ちょっと疲れたからコーヒーブレイクにお菓子と微糖のコーヒーや甘い飲み物。甘くて幸せ気分になれます。
ただ、残念ながらおなかが空いている時に糖質だけを食べることがいちばん血糖値を上げやすくします。甘い幸せな感覚の裏で、ぎゅいーんと血糖値が上がっていく可能性があります。食べた直後に急激に上がって下がる血糖値スパイクが発生。これだけで、もしかしたらココロや身体の不調につながる可能性があります。
血糖値とは、ココロや身体のエネルギーの源です。それが安定している時、いちばんココロも安定しやすいです。
そんなときは、ぜひ糖質の少ないおやつに代えてみてください。コンビニのケーキでなく、素焼きのナッツや豆乳、枝豆、あたりめ、酢こんぶなど、お砂糖を使っておらず、たんぱく質や食物繊維の多い食品に代えて、よく噛んで食べてみてください。そうするだけで急激な血糖値の変化なく、みなさんの心も安定するかもしれません。
クリニック概要
医療法人社団TLC医療会 ブレインケアクリニック
- 心療内科・精神科・内科
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○ 9:30~ |
○ | ○ | ○ 9:30~ |
○ 9:00~ |
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