
この記事の監修者
ブレインケアクリニック院長
飯田英信
ブレインケアクリニックは、丸ノ内線「新宿御苑前」より徒歩1分のところに位置しているクリニックです。
診療科目では、心療内科・精神科を取り扱っており、栄養療法・リワークなどにも対応しております。
当院の保険診療では、うつ病や不眠症、パニック障害、統合失調症、認知症、大人の発達障害など、一般的な精神疾患に対し、薬物療法・精神療法などによる治療をおこなっておりますので、お悩みの方はぜひ気軽にご連絡ください。
*漢方にも詳しい、落ち着いた先生です
- 日本大学医学部 卒業
- 日本大学医学部附属板橋病院 耳鼻咽喉科病棟医長
- 西川病院 精神科 勤務、 その他、複数の民間病院勤務
- 医療法人社団TLC医療会 ブレインケアクリニック 院長
不眠症は何科を受診すればいいの?
夜中に目が覚めるけど、病院に行くほどなのかな?
眠れない日が続いているのに、どこに相談すればよいか分からず、そのまま我慢している方もいるでしょう。
不眠症は精神科だけで診るものと思われがちですが、ストレスや心の不調、身体の不調、睡眠中の呼吸の乱れなど、原因によって相談先は変わります。
不眠が続き、日中のだるさや集中力の低下などが出ている場合は、医療機関への相談を検討しましょう。
本記事では、不眠症で受診できる診療科、病院へ行くタイミング、クリニックの選び方を解説します。
- 不眠症は迷ったら心療内科か精神科を受診する。
ただし、身体の不調がある場合は、内科や耳鼻咽喉科、睡眠外来も選択肢になります。 - 不眠症の診療科ごとの特徴と向いている人を解説
- 不眠症は病院に行くべき?行くタイミングを心療内科医監修で解説
- 不眠症には4つのタイプがある
- 不眠症で病院を受診する時のクリニックの選び方
- 不眠症で受診する時の診療の流れ
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| 診断書費用 | 4,840円 |
| お薬の処方 | 7日分の処方で 1,628円〜 |
| 心理士 | 30分 3,278円 |
不眠症は迷ったら心療内科か精神科を受診する

不眠症で何科へ行くか迷った場合は、心療内科や精神科が主な候補になります。
この項目では、不眠症で迷った時の受診先について解説します。

【監修医師のコメント】
不眠症で困っていても、どの診療科に行けばいいのか迷ってしまうでしょう。
基本的に、不眠症は迷ったら心療内科か精神科を受診するという対応で大丈夫です。
不眠症は原則として心療内科か精神科の診察領域
不眠症は、ストレスや心の不調と関係していることが多いため、心療内科や精神科で相談できます。
心療内科は、ストレスなど心理的な要因によって身体に症状が出る心身症を主な対象としています。
一方、精神科は、うつ病や不安障害など、心の不調を専門に診る診療科です。
不眠に加えて、気分の落ち込みや不安、意欲の低下、イライラなどがある場合は、心療内科や精神科の受診を検討しましょう。
睡眠の病気を中心に取り扱う睡眠外来も受診できる
睡眠の不調を中心に取り扱う睡眠外来も、不眠症の相談先になるでしょう。
睡眠外来では、不眠症のほか、睡眠時無呼吸症候群やむずむず脚症候群など、睡眠に関する症状も相談できます。
たとえば、
- いびきが大きい
- 睡眠中の呼吸停止を指摘された
- 足のむずむず感がある
- 日中の眠気が強い
このような、症状がある場合は、睡眠外来など専門の医療機関も選択肢になります。
身体にも不調がある場合は内科や耳鼻咽喉科でも可能
身体に不調があり眠れない場合、内科や耳鼻咽喉科の受診も検討しましょう。
眠れない原因は、ストレスや心の不調だけとは限りません。
咳や息苦しさ、痛み、かゆみ、頻尿などが睡眠を妨げている可能性もあります。
このような症状がある場合は、まず内科で相談するとよいでしょう。
持病や服用中の薬が睡眠に影響していないかも確認できます。
また、いびきや睡眠中の無呼吸がある場合は、耳鼻咽喉科での受診を検討しましょう。
不眠症の診療科ごとの特徴と向いている人を解説

不眠症の受診先は、原因や出ている症状によって変わります。
この項目では、不眠症の診療科ごとの特徴と向いている人を解説します。

【監修医師のコメント】
心療内科や精神科以外にも、不眠症を相談することができる診療科はあります。
不眠の原因ごとに、対応できる診療科は異なりますので、事前にチェックしておくと良いでしょう。
【心療内科】ストレスや自律神経の乱れが原因の場合
ストレスや自律神経の乱れが関係していそうな不眠は、心療内科の受診を検討しましょう。
心療内科は、心理的な要因が身体の症状に関係している心身症に対応している診療科です。
不眠に加えて胃腸の不調や頭痛などがある場合は、心療内科が選択肢になるでしょう。
心療内科は、心と身体の両面から不調を見てもらえる点が特徴です。
【精神科】うつ病や双極性障害など心の病気も併発している場合
不眠に加えて心の不調が強い場合は、精神科の受診を検討しましょう。
精神科は、うつ病や不安障害、双極性障害など、心の病気を専門に診る診療科です。
たとえば、次のような症状がある場合は、精神科が候補になります。
- 気分の落ち込みが続いている
- 意欲や興味が低下している
- 強い不安がある
- 疲れやすく、日常生活がつらい
不眠が続いているだけでなく、精神的な辛さが強い場合は、早めに専門家へ相談することが大切です。
【睡眠外来】長期間続く不眠症や睡眠時無呼吸症候群の場合
長期間続く不眠症や睡眠時無呼吸症候群が疑われる場合は、睡眠外来が向いています。
睡眠外来は、不眠症だけでなく、睡眠中の呼吸や足の違和感など、睡眠に関する病気を専門的に診る診療科です。
たとえば、次のような場合は睡眠外来が候補になります。
- 長期間、不眠が続いている
- 治療を受けても改善しない
- 日中の眠気が強い
- いびきや睡眠中の無呼吸を指摘された
睡眠時無呼吸症候群やむずむず脚症候群などが関係している場合は、不眠症とは異なる治療が必要になることもあります。
【内科】心理的要因以外の身体的な原因がある場合
心理的要因以外に、体の症状が不眠に関係している場合は内科が向いています。
- 咳や息苦しさで眠れない
- 痛みで目が覚める
- 頻尿で夜中に何度も起きる
- かゆみが強く寝つけない
このような症状がある場合は、体の不調が不眠の原因になっている可能性があるでしょう。
また、原因がはっきりしない場合でも、内科であれば幅広い身体の症状を相談できます。
そのうえで、心の病気や睡眠障害が疑われる場合は、心療内科や精神科、睡眠外来など専門の診療科を紹介されることもあります。
【耳鼻咽喉科】不眠だけではなくいびきや耳鳴りもある場合
不眠だけではなく、いびきや耳鳴りもある場合は耳鼻咽喉科の受診を検討しましょう
たとえば、
- 大きないびきをかく
- 睡眠中の無呼吸を指摘された
- 起床時に頭痛がある
- 日中の眠気が強い
このような症状がある場合は、耳鼻咽喉科の受診を検討しましょう。
特に、いびきが大きい場合や、睡眠中に呼吸が止まっていると指摘された場合は、睡眠時無呼吸症候群の可能性があります。
また、耳鳴りや鼻づまりが気になって眠れない場合も、耳鼻咽喉科で相談できます。
不眠の原因が耳、鼻、のどの症状にあると考えられる場合は、耳鼻咽喉科も選択肢に入れましょう。
不眠症は病院に行くべき?行くタイミングを心療内科医監修で解説

不眠は自然に改善することもありますが、日中の生活に支障が出ているなら受診を検討しましょう。
この項目では、不眠症で病院に行くタイミングを4つの目安に分けて解説します。

【監修医師のコメント】
こちらで紹介しているタイミングはあくまで目安です。
我慢をしすぎず、不調を感じたらすぐに医療機関へ相談しましょう。
タイミング①学校や仕事など日常生活に支障が出たら受診
学校や仕事など日常生活に支障が出ている場合は、病院を受診する目安です。
- 倦怠感がある
- 意欲が低下している
- 集中力が低下している
- 抑うつがある
- 頭が重い、めまいがある
- 食欲が落ちている
不眠症は、眠れない状態が続くだけでなく、このような心身の不調が出ることが問題です。
眠りが浅く感じても、昼間の生活に支障がなければ不眠症と診断されないこともあります。
タイミング②不眠が週に3日以上ある
週に3日以上眠れない状態がある場合は、医療機関へ相談する目安です。
一時的な不眠は、心配事や環境の変化などで誰にでも起こります。
そのため、週に3日以上という頻度は、不眠の状態を考えるうえで一つの目安になるでしょう。
実際に、不眠と日中の不調が週に3日以上ある場合は、短期不眠症や慢性不眠症と判断されることがあります。
眠れない日が増えている場合は、一人で悩まず、医療機関に相談しましょう。
タイミング③症状が2週間以上続く
不眠に加えて心の不調が2週間以上続く場合は、早めに医療機関へ相談しましょう。
特に、気分の落ち込みや、興味・楽しみの低下が続いている場合は注意が必要です。
2週間という期間は、不眠症だけではなく、うつ病など心の病気を考える際の目安になります。
眠れない状態だけでなく、気分や意欲の変化も続いている場合は、精神科や心療内科で相談することが大切です。
タイミング④寝不足で精神的な不調が強い
寝不足で精神的な不調が強くなっている場合は、早めに医療機関へ相談しましょう。
睡眠が足りない状態が続くと、気分の落ち込み、不安、イライラ、集中力低下などが起こりやすくなります。
また、うつ病では、初期に不眠だけを訴える場合もあります。
特に、気分の落ち込み、意欲の低下、興味の低下が続いている場合は、精神科や心療内科などの専門医に相談することが大切です。
不眠症には4つのタイプがある

不眠症は、症状の出方によって大きく4つのタイプに分けられます。
この項目では、不眠症のタイプについて解説します。
なかなか寝付けない入眠障害
入眠障害は、布団に入ってもなかなか寝付けないタイプの不眠です。
寝付くまでに1時間から2時間以上かかることもあり、眠ろうとしても眠れない状態が続きます。
また、心配事やストレスがあると、寝付きが悪くなりやすいです。
寝つけない状態が続くと、布団に入ること自体が緊張につながり、さらに眠れなくなることがあります。
夜中に目が覚めてしまう中途覚醒
夜中に目が覚めてしまう中途覚醒は、朝まで続けて眠りにくくなる症状です。
夜中に何度も目が覚める、ぐっすり眠れなかったと感じるなどの状態がみられます。
そのため、睡眠を取っていても、日中の倦怠感や集中力の低下につながることがあります。
夜中に目が覚める状態が続き、日中の生活にも支障が出ている場合は、医療機関に相談しましょう。
朝方に目が覚める早朝覚醒
朝方に目が覚める早朝覚醒は、予定より早い時間に目が覚め、その後眠れなくなるタイプの不眠です。
起きる予定より2時間以上早く目が覚め、もう一度眠ろうとしても眠れない状態がみられます。
そのため、睡眠時間が足りないと感じたり、日中の倦怠感や集中力の低下に繋がったりすることがあります。
また、早朝覚醒はうつ病の比較的早い時期にみられることもあるため、気分の落ち込みがある場合は注意が必要です。
寝ているはずなのにすっきりしない熟眠障害
熟眠障害は、寝ているはずなのにすっきりしないタイプの不眠です。
高齢者や神経質傾向がある人に見られがちな症状です。
また、睡眠休養感が得られない場合は、不眠症だけでなく睡眠時無呼吸症候群などが関係していることもあります。
参考:日本睡眠学会「睡眠医療ネクサス Vol.1 No.2 医療者のための睡眠医学入門 第2回 不眠症」
不眠症で病院を受診する時のクリニックの選び方

不眠症でクリニックを選ぶ時は、不眠の原因、医師の専門性、通いやすさやオンライン診療の有無を確認しましょう。
この項目では、不眠症で病院を受診する時のクリニックの選び方を解説します。
不眠の原因に合った診療科を選ぶ
不眠症で受診するクリニックを選ぶ際は、不眠の原因に合った診療科を選びましょう。
ストレスに伴う身体の不調がある場合は心療内科、気分の落ち込みや意欲の低下もある場合は精神科が候補になります。
また、身体の不調が不眠に関係している場合は、内科が候補になります。
いびきや睡眠中の無呼吸を指摘された場合は、耳鼻咽喉科も選択肢になるでしょう。
自分で判断しきれない場合は、医療機関へ問い合わせるか、かかりつけ医に相談して紹介を受ける方法もあります。
睡眠に関する専門医や資格がある医師がいるかチェックする
不眠症でクリニックを選ぶ時は、睡眠に関する専門医や資格がある医師がいるかチェックしましょう。
日本睡眠学会では、日本睡眠学会専門医や日本睡眠学会専門医療機関などを公開しています。
【睡眠に関する資格】
一般社団法人日本睡眠学会認定 日本睡眠学会総合専門医
不眠が長引いている場合や、いびきや無呼吸などの症状が見られる場合は、睡眠に詳しい医師がいる医療機関を検討しましょう。
受診前に、公式サイトで睡眠外来の有無や医師の資格を確認しておきましょう。
通院しづらい・まずは相談したいという場合はオンライン診療も検討する
不眠症でクリニックを受診したいものの、通院しづらい場合は、オンライン診療も選択肢になるでしょう。
オンライン診療は、自宅などからスマートフォンやパソコンを使って医師に相談できます。
ただし、症状や治療内容によっては、対面での診察が必要になることがあります。
利用する場合は、対象となる診療内容や予約方法を事前に確認しましょう。
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心療内科・精神科のオンライン診療がおすすめの安いクリニック|保険適用の解説や口コミもあり
不眠症で受診する時の診療の流れ

不眠症で受診する時は、予約後に問診や診察を受け、必要に応じて検査や治療方針の説明を受ける流れが一般的です。
この項目では、クリニックの予約から診察、支払いまでの流れを解説します。
クリニックの予約をする(予約不要のクリニックもあり)
不眠症でクリニックを受診する際は、事前に予約方法を確認しましょう。
予約方法は、Web予約、電話予約、LINE予約など医療機関によって異なります。
予約不要のクリニックもあるため、受診前に診療時間や予約の有無を確認しておきましょう。
診察
診察では、不眠の状態や日中の支障を医師へ伝えましょう。
いつから眠れないのか、寝つきが悪いのか、夜中に目が覚めるのかなどを整理しておくと説明しやすくなります。
医師は診察内容をもとに、薬の処方、検査の必要性などを判断します。
お支払い
診察後は、支払いを行います。
支払い金額は、保険診療か自費診療か、検査や薬の処方があるかによって変わります。
受診前に、利用できる支払い方法や費用の目安を確認しておきましょう。
不眠症は何科に関するよくある質問

「眠れない時は何科に行けばいいの?」「内科でも睡眠薬は出してもらえるの?」という疑問を持つ方もいるでしょう。
ここでは、不眠症の受診に関するよくある質問に答えます。
よくある質問
不眠症で何科に行くべきか迷った場合は、心療内科や精神科が主な候補になります。
不眠はストレスや心の不調が関係している場合があります。
ただし、咳や痛み、頻尿など身体の症状がある場合は内科、いびきや睡眠中の無呼吸がある場合は耳鼻咽喉科も選択肢になります。
原因が分からない場合は、まず相談しやすい医療機関を受診し、必要に応じて専門の診療科を紹介してもらいましょう。
内科でも、医師が必要と判断した場合は睡眠薬を処方されることがあります。
ただし、受診すれば必ず睡眠薬が出るわけではありません。
不眠の原因や症状、持病、服用中の薬などを確認したうえで、医師が治療方針を判断します。
内科で治療しても改善しない場合や、心の不調が強い場合は、精神科や心療内科などの専門医へ相談しましょう。
不眠症で病院に行く基準は、眠れない状態が続き、日中の生活に支障が出ているかどうかです。
- 眠気
- 倦怠感
- 集中力の低下
- 意欲低下
などがある場合は、受診を検討しましょう。
また、不眠が週3日以上ある状態も、病院に行く目安になります。
気分の落ち込みや興味の低下が続く場合は、心療内科や精神科が選択肢になります。
不眠症は、何日続いたら危険と一律に決められるものではありません。
一時的な不眠は、数日から数週間で改善することもあります。
ただし、眠れない状態が続き、日中の眠気や倦怠感、集中力の低下などが出ている場合は注意が必要です。
不眠と日中の不調が週3日以上あり、3カ月以上続く場合は、慢性不眠症と判断されることがあります。
短期間でも、仕事や学校に支障が出ている場合や、気分の落ち込みが強い場合は、早めの受診をしましょう。

